脳みその整頓のようなもの

芯があるようでないからブログ書くhttps://profile.ameba.jp/ameba/sa-nosan←過去の方です

【卒業制作と】鈴木敏夫

どうもこんばんは。サノです。

今日は友人と母校の卒業制作展を見に行ってきました。仲良かった恩師に会えてとても美しい一日になったと思います。

 

宮崎駿ジブリをつくりディレクターを務めた、鈴木敏夫氏の講演が数週間前に学内で行われました。大学の卒業制作展も一回り見てくれたそうです。

 

「この大学では抽象的な表現を教えてるんですか?」と、彼はその時言ったそうです。それを聞いた教授たちは一斉に首を傾げていたそうですが、彼は続けました。

 

「基礎もないのにいきなりカッコいい形にしようとしなくていいのに、そういう展示が多くて違和感があった。勉強しろなんて言わないから観察しなさい世の中を。」

 

写真がない頃やCGやパソコンがない時でも絵を描くという行為は重宝されたものですから、いきなり「っぽいこと」から始める人は居なかった、宮崎駿だって毎日公園へ行きスケッチをしていた。

 

今は誰でも簡単に技術を手にできてしまう時代だから、いきなり結論だけ急ぎ観察する部分を怠る人が多くなった、でも職人というものはいつの時代も生き続けなければならない。

 

宮崎駿鈴木敏夫も子供っぽい部分があって、ジブリを売ろうと思って作っていなかったんです。ああしたら楽しそうこうしたら楽しそうと思ったことを納得いくまでやって納得のいくものができたらそれで良かったのだから。

 

風の谷のナウシカだって最初映画館で上映したとき人はすっからかんだったけど自分たちにとって最高の作品だったからそれで良かったんですよね。キャッキャしながらやってたらこうなってましたとのことです。